S&C YOUTUBEチャンネルのご紹介

[YOUTUBEチャンネルのご紹介]

YOUTUBE上で、様々な機器の使用風景やトラブルシューティングなどを動画で公開しています。

S&C Corporation で検索いただくか、こちらからご覧ください。

 

・様々な機器の使用風景 トレーニング=測定をテーマにまとめました。

・PUSH 新アプリバージョン3.00の紹介です。

・タイム計測システム WITTYファミリーの映像です。

・GPS計測システム FieldWizの使用方法映像です。

GPSトラッキングシステムFieldWiz 使用実例

 

New Balance CHAMPIONSHIP 2016 U-16の部に出場した埼玉県の強豪高校 昌平高校サッカー部の1年生チームは今大会中にFieldWiz(GPS)を装着して試合に臨みました。

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GPSトラッキングシステムはプロチームだけが装着するというイメージがありますが、日本でも効率の高いトレーニングを追求する強豪チームが続々と採用を開始しています。

FieldWizはデータの取得からフィードバックまでの手順がとても簡単で、世界中のGPSデバイスの中でも最も導入しやすい価格というのがその特徴です。
更にその簡便性と導入のしやすさにもかかわらず、世界のトップクラブが使用する他の高額なモデルと同等の精度を誇ります。

サッカーやラグビーにおけるGPSテクノロジーの活用は、もはやプロ選手だけのものではなくなってきており、選手の走行距離や到達スピードの割合、各時間帯のパフォーマンスの変化等々を客観的に知るためにカテゴリーを問わず活用されています。

是非FieldWizの性能や使い勝手をあなたのチームでも体感してください。

 

関連機器:FeildWiz GPSトラッキングシステム

PUSH:オーバートレーニングのリスク回避にPUSHを役立てる


【高負荷レジスタンストレーニングにおけるケガとオーバートレーニングのリスク回避にPUSHを役立てる】

元ブリスベン・ブロンコス(オーストラリアプロラグビー)S&Cコーチで現在ASCA(オーストラリア・ストレングスコンディショニング協会)会長のダン・ベーカー氏によって提唱されている、高負荷レジスタンストレーニングにおけるケガとオーバートレーニングのリスクを回避するためのPUSHの活用法をご紹介いたします。

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以下ダン・ベーカー氏のコメントです。

『図を見て下さい。これは私がPUSHを用いて175sのバックスクワットを実施した時のデータです。6セット目の最後レップのコンセントリック平均速度(Avg)が0.29m/sになっているのがお分かりだと思います。バックスクワットにおいて、最終レップの平均速度が0.3m/s(秒速30p)以下の速度になったということから実は重要なリスク回避のための情報を得ることができるのです。

 

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一定の負荷を何レップも繰り返し挙上すると最後にはもうそれ以上持ち上げることができなくなります(つぶれる)が、その1レップ手前の速度は、最小速度閾値(Minimum Velocity Threshold、略してMVT)と呼ばれています。このMVTはエクササイズやアスリートのトレーニング歴や技術によって若干の差がありますが、スクワットにおいては一般的に0.3m/sになると言われております。

 

私の例で最後のリフティング速度が0.29m/sという数値を示したということは、私にとってこのレップがバーをそれ以上持ち上げることが不可能となるぎりぎりの速度だということを意味します。つまり、さらにもう1レップやろうと思ってもまず失敗すると察知できるわけです。

 

ですから、挙上速度がMVTに到達したら、それ以上無理をする必要はありません。無理をして持ち上げようとすることは関節や筋のケガを招くリスクを増大させ、過度な疲労を招くだけのことです。1回だけならどうってことはないかもしれません。

 

しかし常にこうしたリスクを背負ってまで無理に追い込むことには何のメリットもありません。こうしたMVTの活用法に対して、「諦めるのが早い、限界を超えようとして初めて強くなれるのだ」といった精神的なことを言う人が出てくるかもしれません。

 

しかし私はそうは思いません。つぶれるまで追い込まなくても最大挙上重量が向上するという研究結果も示されている昨今、選手をわざわざケガのリスクに曝たり、オーバートレーニングを招きかねない過労状態に陥らせるリスクを回避することは選手のベストコンディションに責任を負うS&Cコーチとしては可能な限り避けるべきだと考えるからです。』

 

以上のように、挙上速度や発揮パワーの値をリアルタイムでモニターできるPUSHをトレーニングで使用することは、パワートレーニングやスピードトレーニングの効果を高めるのみならず、高重量を用いたトレーニング時にあと1レップを挑戦させるべきなのか、そうでないのかという極めて重要な判断材料を得ることもできるのです。

 

VBTなどトレーニングの情報はトレーニングコラムをご覧下さい

関連機器情報:PUSH

カンファレンス講演

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オーストラリア ストレングス&コンディショニング協会カンファレンス2015にて

代表の長谷川 裕が下記内容で招待講演を行います。

 

タイトル「Analysis of Early Acceleration and Sprinting in Field Sport Athletes and its Application to Training」

フィールド研究・トレーニング現場で取得した様々なデータを紹介します。

※カンファレンス終了後、一部データを公開致します。

 

【概要】

● Early acceleration in field sports vs 100m sprint. 

• Basics for analysis of each step velocity.

• Step length and step frequency; which is more important to improve step velocity?

• Factor analysis of sprint training effect; What is the difference between athletes who decreased sprint time and who didn’t?

• Complex relationships between the factors which affect the step velocity. 

• Effect of sprint training on each step velocities; Pattern analysis.

• A criterion and target of the step velocity training. 

• Strength training for sprint velocity. 

• Kids studies; jump abilities and shoes related to the sprint performance. 

• The better methods of the sprint test and the interpretation of the results for early acceleration in the filed sports athletes. 

• Using photocell in real skill practices and special fitness trainings for field sports athletes.

えひめ愛顔のジュニアアスリート発掘事業

【えひめ愛顔のジュニアアスリート発掘事業のセカンドトライアルでオプトジャンプ、光電管WITTY、Yo-Yoテストが導入されました!】


10月3.4日に愛媛県武道館で実施された「えひめ愛顔のジュニアアスリート発掘事業」のセカンドトライアルでS&C取扱測定機器が導入されました。

OptojumpNextを使用して「全身反応テスト」と「ワンステップジャンプテスト」

光電管WITTYを使用して「30mスプリントテスト」「スラロームランテスト」

トライアルの最後はYo-Yo間欠性回復力テストレベル1が行われ、子ども達は皆、慣れない測定種目にも全力で自分の限界にチャレンジしてくれました。

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セカンドトライアルは10月12.24.25日、11月3日にも愛媛県の各地域でそれぞれ行われます。

素晴らしいアスリートを見つけることともに、子どもたちが皆自分の武器を見つけてスポーツに自信を持って取り組んでくれることを期待します。

筋肥大トレーニング及びボディビルディングにおける『PUSH』活用方法

本ブログの内容はPUSHのホームページからの抜粋です。

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効果的な筋肥大を起こすためのトレーニング方法については、様々な議論が錯綜しています。

例えば、可動域をどうするか、レストタイムはどうすべきか、どの程度の筋疲労が必要か、あるいはスーパーセット法、コンパウンド法どれがよいのか等々。ここでは一旦それらの概念を脇においてください。

トレーニングの伝統的な考え方は多岐にわたりますが、筋肥大を目的としたレジスタンストレーニングのプログラムに欠かせないトレーニング変数として【トレーニングの量(Volume)】があります。

筋肥大にとって、その他のトレーニング変数を考慮しなくても良いというわけではありませんが、このトレーニングの量こそがもっとも重要だと考えられます。

 

 その証拠に、筋肥大を目的としたトレーニングに関するほとんど全てと言っていい研究において、研究者は常にトレーニングの量を操作しています。セット数、レップ数、負荷の大きさ、筋緊張時間の長さ、エクササイズの数、エクササイズのタイプ、これらをどのように組み合わせ、どのようにコントロールすれば最も効率よく筋肉を肥大させることができるかについて研究しているのです。これらの要素は全てトレーニングの量に関するものばかりなのです。

 

では、トレーニングの量をいかにデータ化し、コントロールするべきかについて検討する前に、筋肉が肥大するために必要なメカニズムについて見てみましょう。

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Schoenfieldによる最新のレビューによれば、筋肉の肥大を促すためのルールは次の3つに集約することが可能です。

 

1-機械的張力によるストレス

トレーニングに対する筋肉の適応を引き出すための十分な刺激あるいは負荷があること。

ある程度トレーニング経験のある人なら、自体重のスクワットは【サイズの原理】から考えても刺激が十分でないことはわかるはずです。

 

2-代謝ストレス

代謝産物の蓄積 (乳酸、水素イオン、無機リン酸塩等々)によって誘発されるタンパク同化作用が筋肉の成長のためには必要です。

ボディビルトレーニングにおけるオールアウト(つぶれる)まで追い込むというのがその一例です。

 

3-筋損傷

これは、筋組織がダメージを受けることを意味します。この作用はトレーニングした部位に対して局所的に起こります。例えばベンチプレスをしたら胸筋群に作用する、というようにです。

 

これら3つの条件は、常に同時に追求されなければならないというわけではありません。例えばボディービルダーはよくオールアウトまで追い込むトレーニングを行っています。これは目的とする筋肉に対する代謝ストレスを高める事により、その筋肉を肥大させるために必要な内分泌環境を作り出していることになります。

また一方でパワーリフターはどうでしょう?彼らも決して小さくはありません。パワーリフターは非常に重い負荷を用いてトレーニングします。それにより機械的ストレスが増加し、このこともまた筋肉の肥大を生み出します。そしてこの筋肥大に作用する2種類のメカニズムは、どちらも3つ目のメカニズム、つまり筋線維の損傷という作用を引き起こします。このように、これら3つのメカニズムは決してお互いに排除し合うわけではないのです。

 

それでは、どうすればこれらのメカニズムを十分に作用させるためのトレーニング量というものを数値によってコントロールできるかについて見ていきましょう。

 

 

No1. TIME UNDER TENSION(TUT): 筋肉が緊張している状態(時間)の長さ

 

今までにきちんとしたトレーナーから筋肥大プログラムを指導されたことがある方ならば、トレーニングのテンポに気をつけるように指導され経験をお持ちだと思います。もし経験されたことがないのであれば、今すぐにでもテンポを守るトレーニングに取り組むべきでしょう。

 

例えば、3:1:2:1…というテンポをお聞きなったことはありませんか?

これは、4つの数字によって、1レップを次の4つのフェーズに意識的に区別して実行しようということを表しています。

1つ目の数字はエクセントリック局面またの名をダウンフェーズ、

ボディビル界ではよくネガティブとして知られています。これを例えば3秒でゆっくりと降ろします。

 

2つ目の数字はアイソメトリック局面です。ここでは筋肉の長さは変化しません。例えばスクワットのボトムポジションで静止するなどがその一例です。

 

3つ目の数字はコンセントリック局面です。この局面は挙上動作でいうと押し上げる区間のことを言います。

 

4つ目の数字、この局面は前のレップと次のレップの間、ベンチプレスで例をあげるとトップポジションのことを言います。

 

図1

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現在まで、どの程度のTUTが筋肥大に最適なのかを明確に示した研究はありません。ある研究によると0.5秒から8秒までの極めて大きな幅が示されています。これでは誤差が大きすぎますが、TUTが有効であることには間違いがありません。 

PUSH ポータルからエクスポートした図1を御覧ください。

 

これはスモウ・デッドリフトの例ですが、DAY2のTUTがDAY1よりも長いことがわかります。どちらのトレーニングもセット数とレップ数は同じでした。しかしDAY2のほうが明らかにTUTの値が大きくなっています。その理由は図2に示されています。つまり、DAY2に挙上重量が増したために、各レップのエクセントリック局面が長くなり、そのことが全体としてのTUTの延長につながったというわけです。

図2

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この事実から次のことが示唆されます。

第1に、長期間同じ重量でトレーニングを継続するのであれば、リフティングのテンポに留意すべきであるということです。でなければ遅かれ早かれ停滞期が訪れます。

第2に、同じテンポでのトレーニングを行うのであれば、単純に重量そしてセット数、レップ数を増加させることです。それによってTUTが増加します。

いずれにせよ、TUTは、ボディービルダーにとって極めて重要な数値となり得ます。なぜならボディビルディングは、個々の筋群に対して詳細で繊細な注意を払ってトレーニングすることが不可欠であり、それによってコンテストで1位になるか3位に終わるかが決まってしまうスポーツだからです。

 

 No.2

TOTAL TONNAGE:総挙上重量

 

トレーニングの負荷をモニタリングする方法として、従来から総挙上重量というものが重視されてきました。それには十分な理由があります。ウェイトを増やせばそれだけ身体に対する刺激をかけ続けることができるからです。そしてこのことは、筋肉を肥大させるための第1の基本的メカニズムとして説明した機械的張力によるストレスを増大することに当てはまります。そしてさらにストレスをかけ続けることにより、組織のダメージを作り出すことにもつながってきます(第3のメカニズム)。

 

では、この総挙上重量はどうやって計算するのでしょうか?この計算は面倒なのでは、という心配には及びません。PUSHアプリもPUSHポータル(※サポート準備中)も自動的にこの計算をやってくれます。図3は、PUSHポータルで得たデータをエクセルにエクスポートしたものから作成したグラフです。

 

 

図3

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このグラフから、DAY1とDAY2を比べると大きな差があることがわかります。この大きな差は、負荷を10%増加したのに加えて、セット数を増やしたことによってももたらされました。最初は4セットでしたが、次のセッションでは5セット実施したのです。負荷重量を増やすことは量を増大させる上で確かにベストな方法だと言えます。しかし、それはいつかもうそれ以上重量を増やすことが不可能だという壁にぶつかります。では壁にぶつかった後、どうすれば良いのでしょうか?

 

他のトレーニング変数を操作すればいいのです!

その一つがセット数です。セット数を増やすことによって量をさらに増加させていくことができます。最近行われた研究(Radaelliら、2015)によると、5セットで実施されたトレーニングによって、1セットや3セットのトレーニングよりも大きな筋肥大効果が得られたことが示されています。さらにこの研究で興味深いのは、どのグループもこの6ヶ月間のトレーニング期間における筋力の向上率には差がなかったにもかかわらず、筋肥大効果にはこのようなセット数による差があったということです。つまり、筋力に比べて筋肉のサイズという点では、より多くのセット数をこなすことがより大きな効果を示すと言えそうです。

 

トレーニングによって筋が肥大し、肩幅が増加すればするだけ、総挙上重量という数値をもとにさらにトレーニング量を増やしていくことは、長期間のトレーニングを計画していく上で極めて有効だと言えるのではないでしょうか?

 

No3.TOTAL WORK:総仕事量

 

総仕事量という変数についてはこれまでほとんど研究されていません。その理由はこの変数を正確に計算するためには力学に対する深い理解が必要でることと、総仕事量を測定することは歴史的にみても研究室レベルでのみ行われてきたからだと思われます。

しかしこれまで、この総仕事量という変数を重視してこなかったことは大きな問題であると言わざるを得ません。なぜなら、上で説明した総挙上重量が単に外部抵抗の質量のみを反映しているのに対して、総仕事量は発揮した力を問題にし、そのエクセントリック成分をも考慮することができるからです。エクセントリック成分は、筋力を発揮する際の重要な側面を担っており、その結果、筋ダメージとも強く関連しています。Scnoenfeldらが2015年に発表したレビュー論文においても、エクセントリック成分は筋肉の肥大にとって大きな影響を持つことが示されています。

 

PUSHを用いてトレーニングすることで、総仕事量は簡単に知ることができます。さまざまな使い方がありますが、一つはトレーニング中にアプリでその日の仕事量をチェックし、過去のトレーニングセッションのデータと比較することにより、新たな記録に挑戦するという方法、もう一つはトレーニングが終わってから、仕事量の変化をじっくりと調べるという方法です。

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では図4をご確認ください。私が行ったオーバーヘッドプレスのトレーニング例です。

DAY2のトレーニングを終える前のトレーニング目標はトレーニング量を増加させることでした。しかしこの日、私はワークアウト中にデータをモニターしていませんでした。私はトレーニング量を増やそうとして、全体の負荷を10%増加させました。しかし実際にはそうならなかったのです。

どうしてでしょう?負荷をより重くしたうえで、同じ5セット実施しました。しかし、個々のセットにおけるレップ数が低下してしまっていたのです。重すぎて同じレップ数をこなすことができなかったのです。

私の作戦ミスでした。負荷の増加は5%にとどめて、前回と同じレップとセットでトレーニングするべきだったのです。

▼図4

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あなたが立案したトレーニングプログラムをじっくりとよく再考してみてください。目的通りにトレーニング効果を得ているでしょうか?それともプラトーに達した状態でしょうか?もしプラトーにぶち当たっていたとしても、その解決策は想像しているよりも簡単かもしれません。

少しデータをモニターして、トレーニングの量が増えているかどうか、週単位、月単位、年単位でチェックしていけばいいのです。

 

重要なことは、骨格筋のサイズや筋力は一直線に増加していくものではないということです。

ある日のトレーニングの量は他の日よりも減少するかもしれません。ある週のトレーニング量が別の週のトレーニング量よりも少ないということも起こるでしょう。それはまた月単位でもありうることです。しかし、もっと長期的に見れば、多くのエリートリフターがそうであるように、トレーニング量は必ず増大させていかねければなりません。それなくして真のトレーニング効果は絶対に得られないのです。

 

トレーニングの目的が筋肥大させることにあろうがなかろうが、データをとり、それを追跡するということなしには何も知ることはできません。とても簡単な理屈だと思いませんか?

 

REFERENCES(参考文献)

 

Radeallit et al. Dose-Response of 1, 3 and 5 sets of Resistance Exercise on Strength, Local Mucular Endurance and Hypertrophy. J Strength & Cond Res 2015.

Schoenfeld. Effect of Rep Duration During Resistance Training on Muscle Hypertrophy: A Systematic Review and Meta-Analysis. Sports Med 2015.

Schoenfeld. The Mechanisms of Muscle Hypertrophy and thier Application to Resistance Training. J Strength & Cond Research 2010. 

 

関連機器:PUSH, GymAware, VBT徹底ガイド

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トレーニング指導者としての武器

スタッフブログ 「トレーニング指導者としての武器」

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エスアンドシーが取り扱う機器は、「現場で」「手軽に」データを測定するというコンセプトのもとに集められているのですが、この「現場で」と言う部分には非常に重要な意味があります。

多くのスポーツ現場ではこれまで「研究で得られた情報を現場でどう生かすか」という問題が存在します。研究用に条件を統制され、厳しい管理のもとに得られたデータを現場に活かすことは難しい場合が多く、そのために研究と現場のギャップというものが生じています。また、機器が高額である点や研究室でしか測定ができないといった問題点もありました。

 

しかし昨今、テクノロジーの進歩による機器の小型化とコストの低下によって、スポーツ科学は「現場がリードする」という流れができ、「現場で得られたデータ」が非常に意義のあるものとなってきました。

日本国内でも、指導者が選手に理不尽な練習やトレーニングを強要することが問題視され、疑似科学やスポーツ科学「っぽい」理論に対して世間も冷やかになりつつあるため、指導者の多くはトレーニングやスポーツ科学について学び、科学的な視点を身に付けた上で指導をしています。

 

指導現場において、さまざまな目的に対して能力を向上させるトレーニングを処方する時に、「定量化する」ということが非常に重要です。現状はどのくらいで、どの程度変化させればよいかという数値目標があれば、モチベーションも格段に向上します。

スポーツ選手が各々足の速さや柔軟性、パワーや筋力、反応の速さといった自分の武器を持っていることと同じように、指導者も「自分はスプリントスピードを伸ばすことが得意だ」「筋を大きくすることには自信がある」というように、得意分野があると思います。エスアンドシー取扱機器は、そのような指導者の強い味方になります。

例えば、

(PUSHを使った指導で)半年で平均1.3倍パワー値を向上させます!

(光電管WITTYを使って、)一年でチームの30mスプリントを0.3秒早くします!

(Optojumpを使って)ケガの前の状態までジャンプ力とバネを確実に戻すことができます!

(Yo-Yoテストを使った独自のトレーニング方法で)持久力を同じカテゴリーの競技チーム中ナンバーワンにできます!

(BX-Rehubで)筋肉と脂肪の厚さを毎回測りながら指導して、必ず筋肉を1cm厚くします!

などです。

パーソナルトレーナーであれば、トレーナー人口が増えた中で差別化を図るために、「やせられる」「強くなれる」といった曖昧な表現ではなく、ピンポイントで「この能力を向上させます」と言うことができれば、さらなる顧客の発見にも繋がると思いますので、是非活用して頂きたいと思います。

イタリアサカーコーチ研修レポート3

【イタリアサッカーコーチ研修レポート3】 トレーニング編

 

今回は1週間のトレーニングの様子をご覧ください!

 

(前回のレポートはこちら

(初回のレポートはこちら

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まずはマッシモのキャッスルメソッド指導見学から。

皆さん積極的に質問しながらメモを取っています。

 

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休憩時間には午前の内容をまとめています。

 

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午後からは午前に見たキャッスルメソッドを実践する畳の時間。

 

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テンポよくメニュー、条件を変えながらトレーニング。かなり頭を使います。

 

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ゲームで締めて皆さんヘロヘロ。

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2日目からキャッスルメソッドの動きがわかってきて徐々に動きが複雑になってきました。

 

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午後からは子どもたちの動きを見て復習。

この時間もトレーニングの意図を理解する上で大切な時間。

皆さん積極的に質問しながら見学しています。

 

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3日目の午前はイヴァンのテクニックから応用したマッシモのトレーニングまで。

イヴァンのデモは完璧です。皆さん頭ではわかってはいますがなかなか上手くいきません。

 

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4日目になると今までのトレーニングを組み合わせた動きでイヴァンの練習の要素も入り頭もフル回転。複雑な動きではありますが自然と皆さんから教えあう声が出てきました。

 

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午後からはマッテオの小学校低学年に対する指導を見学。コンセプトが一貫しているのでこの年齢にあったトレーニングではありますが、参加者自身が行っているトレーニングの理解も深まりました。

 

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トレーニング最終日午前は子どもたちのトレーニング、ミニゲームを見学。この年齢の子たちでも迫力があり、ゴールを決めたら全員で喜びます。どの選手も負けたら絶対に不機嫌になってました。

 

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最終日のトレーニングは今までの総復習。皆さん完全にチームとなって今までやってきたことを自分たちから声をかけながらやっていました。複雑な動きもしっかりと整理して思い出しながら理解しながら最終日のトレーニングを終えました。

 

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週末にはマッシモ・デ・パオリのキャッスルメソッドを一目見ようとイタリア人コーチ150人がスタントを埋め尽くしました。そんな中日本人参加者の皆さんが練習メニューの紹介デモの実演に選ばれました。

 

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皆さん臆することなく、練習の成果を落ち着いて発揮していました。

キャッスルメソッドの理解が深まった証です。

 

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デモ実演後、観客から自然と日本人参加者の皆さんに向けて拍手が送られました。

 

1週間実際に現地の子どもたちの指導現場を見学し、参加者皆さんが実践することで理解が深まりました。そしてその日の振り返りで積極的にディスカッションや質問をすることでさらに理解が深まるとともに、日本での現状などを例に出しながら質問するなど、皆さんの指導現場や自らのプレーに活かそうという熱意が伝わってきました。

コーチ陣たちも参加者の皆さんの積極的な態度にかなり好印象を抱いていました。

 

 

前回の記事:イタリアサッカーコーチ研修キャンプレポート2

初回の記事:イタリアサッカーコーチ研修キャンプレポート

イタリアサッカーコーチ研修ツアーレポート2

【イタリアサッカーコーチ研修ツアーレポート2】

 

今回の研修のコーチングチームをご紹介します。

(前回のブログはこちら)

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Massimo De Paoli(マッシモ・デ・パオリ)Direttore ブレシア育成ディレクター

今回の研修のメインコーチ 詳しい略歴はこちら→(342KB)

略歴にもある通りなんと建築学の准教授でもあります。

空間を活かした日本建築に造詣が深く、キャッスルメソッドでも空間(スペース)はキーワードでもあります。

彼の指導の引き出しの多さ、絶対に選手を飽きさせない、満足させない方法は参加者全員驚きでした。

考えてきたトレーニングをそのままするよりも、選手を見て出来ていたらこうする、出来ていなかったらこうする、疲れていたらこうするなど常に引き出しを持っている。プランBが重要であると言っていました。

参加者が彼の指導に対して「フリーズがかかって指導してもらって、もう少しやればできると思ったらもう次のメニューに移る。でも次のメニューではそれが自然に出来ている。不思議な感覚でした。」と言うように、日本では経験したことのない方法でキャッスルメソッドを指導してもらいました。

 

 

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Matteo Camoni (マッテオ・カモーニ)1-Trainer ブレシア育成コーチ

イタリアではコーチのことをトレーナーと呼びます。

マッテオは1-Trainerとあるようにマッシモの1番弟子です。

今回の研修の教育コーチとして常に帯同してもらいマッシモの指導を堪能な英語と時折日本語の単語を用いて丁寧に教えてくれました。

彼は映像分析のスペシャリストで、必ずトレーニング時はビデオを撮ります。

その日のトレーニングの振り返りにはその日のトレーニングの良かったところ、改善点があるところがすでに編集されています。彼曰く「自分の目で全てを見て指導することが理想だが、見えていないところは必ずあるのでそこをビデオを使って振り返ることが大切」と言うように常にビデオをトレーニングに合わせて最適な位置に動かしていました。ビデオの取り方は後ほど。彼自身コーチになる前はプレーヤーをしながらシェフとして働いていた異色の経歴を持っています。

 

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Ivan Zauli (イヴァン・サウリ)Technical Trainer ブレシア育成テクニカルコーチ

日本では馴染みがありませんが、ボールフィーリングや足元の技術、フェイント、体の使い方などボール扱いゴール前での技術専門コーチです。だからと言って単独で好きなようにやっているわけではなく、全てマッシモの指導とリンクしていました。マッシモの練習にはイヴァンの要素が、イヴァンの練習にはマッシモの要素が必ず必要になります。彼自身セリエCで12年間プレーし、トレーニングのデモは一級品。育成年代にはやって見せてあげることが必要なので技術コーチとして理想的なコーチでした。

 

トレーニングの前に

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キャッスルメソッドのトレーニングをオーガナイズ、評価するに当たって7つの項目があります。

@空間(スペース)

A時間

B知覚(認知)

C言葉

Dテクニック

Eタクティクス(戦術)

Fフィジカル

トレーニングによってそれぞれの項目の割合は異なりますが、7つの項目を均等に選手を評価する必要があります。写真はありませんが実際にコーチたちのミーティング資料にどんなトレーニングを選手がどれくらい出来ているか、この7つの項目を使って一人一人事細かに評価していました。

この評価によってトレーニングメニューや所属カテゴリーを決めると言っていました。


ビデオの取り方

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ビデオ撮影には3つの意識する項目があります。

@足もと、下肢をフォーカスする。

A身体全体かその周辺を含めて撮る。

Bトレーニングの全体が映るように引いて撮る。

 

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足元、下肢にフォーカス


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身体全体かその周辺を撮る


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全体が見えるように引いて撮る


@やAは後ろ、横、前、45度など角度を変えながら、B戦術練習などに多いですが、横のポジションの選手とのレパルト(広さ)とカッテーナ(深さ)を意識して撮る必要があります。


このようなビデオの取り方を意識して、その日の担当グループが撮影しマッテオに翌日撮り方のフィードバックをもらいました。


参加者の皆さん最初は撮り方に戸惑っていましたが、フィードバックされた内容を皆さんで共有して徐々にビデオの撮り方も上手くなりました。


さあ次回はトレーニング1日目の様子です。

次回も宜しくお願いします。

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前の記事:イタリアサッカーコーチ研修キャンプレポート

イタリアサッカーコーチ研修ツアーレポート

6/28(日)~7/7(火)にかけてイタリアサッカーコーチ研修ツアーを行いました。

 

マッシモ・デ・パオリをはじめとする選手育成で有名なセリエAブレシアの育成年代コーチ陣が、現地のサッカーチームJuniorFC(小中学生)を指導するトレーニングキャンプにコーチ研修として参加。週末には日本人参加者がキャッスルメソッドを使ったトレーニングメニューをイタリア人コーチ150人の前で実演。講演ではあのアリゴ・サッキ他著名なコーチ陣が日本人参加者だけのために時間を割いてくれました。

当初予定していた内容のはるか上を行く内容となり、今までに経験したことのない充実した研修ツアーとなりました。

 

いったいどんなツアーだったのか、これから数日に渡ってレポートを投稿していきます。

 

参加者は、大学体育会サッカー部に所属する学生、将来指導者を目指してスポーツサイエンスを専攻している学生、実際にクラブチームで指導している方、現小学校教諭の方、スポーツ関係の企業に勤められている方など合計10名に加えてエスアンドシースタッフ2名がサポートし、キャンプ地イタリア・パルマ・コロルノへ向かいました。

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長時間のフライトにもかかわらず、キャンプ地へ向かう皆さんこの笑顔!

 

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今回のキャンプ地となるトレーニングセンター

天然芝3面、人工芝1面、フットサルコート1面のかなり充実した施設です。

今回は天然芝2面、人工芝、フットサルコートを使用しました。

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観客席が設置されているメインの天然芝ピッチ

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観客席から見たピッチ。週末にはイタリア人コーチたちでいっぱいになりました。

 

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もう一つの天然芝ピッチ。ちょっとした観客席もあります。

 

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もう一つの天然芝。地上から。

 

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唯一の人工芝ピッチ

 

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人工芝地上から。素晴らしい人工芝のピッチでした。

 

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フットサルコート

 

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トレーニングセンターは現地チームA.C.D COLORNOとジュニア、ジュニアユースチームJunior FCの本拠地でもあります。

 

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レストランでは食事はもちろん、練習後の振り返り、質疑応答に使用しました。

 

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レストランバーは地域の社交場でもあり、子どもからお年寄りまでいろんな方たちが出入りしていました。

 

こういった環境、特にこの雰囲気のある施設はJリーグを含めてまず日本では見たことがありません。

社交場として、サッカーという文化が地域社会に根付いているとはこういうことなんだろうと、改めて気づかされました。

 

この環境で、本当にサッカー漬けの1週間。

 

 

体育会サッカー部に所属する選手でも、頭をフルに使うトレーニングメニューに体力的はもちろん、頭が疲れてヘロヘロになる内容でした。

 

どんな内容だったかと言うと

 

1週間の予定表はこちら予定表.JPG

※Field=教育係のコーチが説明しながら現地の選手の練習を見学。

※畳=Fieldの時間での練習を参加者が実際にプレーもしくは参加者に合わせた応用した内容でプレーする時間。実践する時間という意味で畳とネーミングされていました。コーチ陣はかなり日本をリスペクトして下さっていました。また毎日ビデオ係を指名して、練習によってビデオの撮り方の実践を行いました。その内容はまた後日アップします。

 

次回以降コーチ陣の紹介、トレーニング風景をどんどんアップしていきます!

"キャッスルメソッド"とは?

▼"キャッスルメソッド”マッシモ・デ・パオリ氏の指導の一場面です



2015年6月28日〜7月7日(10日間)

育成年代サッカーコーチ指導法"キャッスル・メソッド"を現地イタリアで直接体験するコーチ研修が開催されます。


イタリアサッカー界のトップスターを育てたマッシモ・デ・パオリコーチの"キャッスル・メソッド"とは?

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◆サッカーをゲームとして学ぶ

 今日、イタリアにおける育成年代のサッカー指導法として、大きな成功を収め、国内外から注目を集めている"キャッスル"メソッドは、サッカーそれ自体をゲームとして学ぶことに主眼を置いた指導法であり、技術−戦術−身体運動コーディネーションシステムを空間−時間−認知という視点で統一的に捉える新しい教授法です。

言葉によるコミュニケーションと言葉によらないコミュニケーションの両者がこうした視点を関連付ける上で重要な要因となります(空間、時間、認知、言語、技術、戦術、そして身体運動のコーディネーションの関連付け)。

 

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◆自分のプレイを客観的に見つめるメタ認知アプローチ

自分のプレイ中の思考や行動それ自体を客観的な認識の対象として自分で認知するというメタ認知アプローチを重視しており、それぞれの活動とその学習段階を組織化するものには、ワークアラウンド、ジャンプオーバー、そしてクロスと名付けられた戦略、ゲームのプリンシプル(個人戦術の10原則とグル―プ戦術の10原則)そして技術及び戦術的身振りがあります。

 

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◆練習の体系化

このメソッドで提示される活動は次のように分類されています。

タイプA活動 : ボールを使わない練習であり、A1運動コーディネーション、A2個人戦術の原則、A3グループ戦術の原則のための活動から成ります。

タイプB活動: ボールを使って行う練習であり、B1個人テクニック、B2個人戦術の原則、B3グループ戦術の原則のための活動から成ります。

タイプC活動とタイプD活動: "インサイドキャッスル”と呼ばれる諸活動で、空間と時間の認知をその習得ターゲットとしています。例えば、時間、運動、プレイ軌跡の変化をモニターすること及びゲームの時間的側面に焦点を当てたトレーニングセッションなどです。

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タイプE活動とタイプF活動: ある特定のテーマに沿った練習や試合にフォーカスしたトレーニング。

タイプGとタイプH活動: 不規則的な活動について学びます。

タイプG活動: 規則的空間内の不規則な活動。

タイプH活動: 不規則な空間における不規則な活動。

新スタッフ紹介 齋藤 朋弥

2015年4月

この春より、S&C株式会社に入社致しました、齋藤 朋弥と申します。

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私は、長野県出身ということもあり幼い頃から大学まで競技スキーに励んできました。

専門はクロスカントリースキーで、大学からはスキージャンプにも取り組みました。

普段とは違った冬の大自然を味わいながら、自分を強くしていけるというのがクロスカントリースキーにおける最大の魅力だと思います!

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 私が、スポーツ科学に出会ったのは、大学のゼミでした。ここまで世界は進んでいるのか。と驚いたことを今でも鮮明に覚えています。それを自分の競技に活かし、研究として進めていく中で、スポーツ科学の重要さを知りました。経験するまでは、ピンと来なかったスポーツ科学が、今ではもはや常識に変わりました。アスリートにしても、指導者にしても体験しなければスポーツ科学の必要性を気づくことができないと思います。

 

 そのために、弊社にて測定機器を日本全国に広め、スポーツ科学をスポーツ関係者の皆様に体験してもらえるように励んでいきたいと考えております。温故知新という言葉があるように、今までの常識に新しい刺激を加えて、日本のスポーツ界をさらに高度にするため貢献できたらと考えております!

 

 何卒よろしくお願い致します。

GymAwareユーザーズカンファレンスの報告

GymAwareユーザーズカンファレンスの報告

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【講師】オーストラリアKinetic Performance社代表 GymAware開発責任者

     Evan Lawton(エヴァン・ロートン)氏

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【講師略歴】

2002年にKinetic Performance社を設立。それ以前の10年間、オーストラリアスポーツ研究所(AIS)で今日なお使われている最大酸素摂取量測定システム、低酸素室、スポーツ競技専用トレッドミル等の開発に従事。自社製品であるGymAwareによってこの12年間に世界中のユーザーから集約されているトレーニングデータベース数はなんと250万レップス、75万セットに上る。

【日程及び会場】

@ 2015年3月22日(日) 実技+講義

会場:龍谷大学深草学舎 体育館内第8トレーニングセンター

A 2015年3月23日(月) 講義

会場:龍谷大学大阪梅田キャンパスセミナールーム


 

テーマ「Making Every Rep Count 〜1レップも無駄にするな〜」

 

1日目:講義+実技

・GymAwareを使用する際の注意事項

・目的に応じた目標設定

・クラウド機能(現在準備中)を使用したデータ管理方法についての概要。

 その後、各エクササイズ種目での測定方法の実演がありました。

▼開発責任者のエヴァン氏による新しいインターフェイスの説明

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▼VBTに使用する目的別の平均速度の範囲

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▼レッグプレスマシンでの使用-垂直方向以外の角度での使用

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二日目はGymAwareに関する理論の講義が行われました。

【エヴァン氏による講義:】

・GymAwareの精度、信頼性に関する情報

・機器(測定)の限界を知ることの重要性

・エクササイズ種目によって見るべきデータ項目は異なる

・疲労のモニタリングの実例(ジュニアエリートレベルの選手)

・ジャンプ測定で起こり易いエラーと、ジャンプの種類の選択

・クラウドでのデータ管理、レポート作成・ランキング表示・グラフ分析

・エラー値を後から修正する方法(クラウド上)

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【ユーザーの活用事例報告:スマートストレングス 油谷氏】

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・チームでの使用法

・疲労状態のモニタリング

・ケガをした選手のリハビリ過程での使用

・パフォーマンス向上のトレーニングでの使用、目標設定

 

二日間にわたり、GymAwareのニューインターフェイスとクラウド機能(準備中)の多くの情報と、最先端のテクノロジーに関する情報、さらには現場で日々使用されている方のお話など、とても貴重な情報を得ることができました。参加者からも質疑応答の時間に盛んに質問が挙がり、有意義な時間となりました。

 

※セミナーの内容は今後、まとめ次第発信していきます。

GymAwareの活用事例はこちらから

ジュニアスポーツ測定会

【ジュニアアスリート・測定】

2020年 東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、全国で様々なスポーツタレント発掘事業が行なわれています。

各種運動能力測定に弊社取り扱い機器も活躍しています。

短距離スプリントの測定には光電管WITTYOptojumpNext。垂直跳び計測にはヤードスティックMyotestPRO2などが用いられています。

 

その中から、全国で開催されているスポーツパフォーマンス測定会の様子をご紹介します。

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▲10mスプリントをOptojumpと光電管WITTY、WITTY Tabを使って計測しています。1歩毎のデータを見ることで、左右差や局面ごとの分析をしています。

 

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▲プロアジリティテストもWITTYを使用して計測しています。チャンネルを設定することで複数個所で同時に測定することが可能です。

 

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▲MyotestPRO2を使用したジャンプ測定(CMJとPlyo)です。ジャンプ動作の得意、不得意を見つけ、トレーニングのアドバイスにつなげます。

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▲視覚反応を伴うジャンプの測定ではOptojumpNextを使用しています。

 

これらの測定を行ない、総合的に運動能力を分析しています。

 

より細かな分析で自分のパフォーマンスの長所に気づき、より自信を持ってスポーツに取り組むようになることが測定の目的です。

 

※測定のプロトコルはスポーツパフォーマンス分析協会(IPAS)

※測定会の概要はスポーツ能力発見協会(DOSA)

自由度の高い機器の使用方法

昨年(2014年)末に開催されたトレーニング科学会と先日大阪で行われたコーチング学会において、弊社取扱機器が使用された発表が複数ありました。

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機器の種類としては「OptojumpNext」「GymAwareFitrodyne」「Myotest」「Yo-YoTest」などです。

発表者に機器の使用感や感想を伺ったところ、ほとんどの方が「簡単に使えてすぐに結果がわかることが最大のメリット」だと答えて下さいました。

大学生の卒業研究や大学院生の修士論文の研究としても数多く使用して頂いています。

 

中には、現場の指導者ならではのアイデアで、元からあるプロトコルを応用して様々な測定方法を実施している研究もあります。

 

例としては、

・Yo-YoTestの音源を使用してパワートレーニングを間欠的に行う。

・Yo-YoTestの音源を使用して変形ランのトレーニングを行う。

・OptojumpNextの反応ジャンプテストを応用して、盗塁のスタートまでの反応時間を測定する。

・OptojumpNextで短距離走のピッチコントロール練習を行う。

・GymAwareで筋プロファイルを作成し、MAXパワー向上のトレーニングを行う。

などです。

 

簡単な操作で精度の高いデータが取れる機器だからこそ、フィールドでのデータ採集に役立ちます。実際の競技パフォーマンス、トレーニング中の発揮パフォーマンスを知ることが、能力向上のカギとなることには疑いの余地もありません。

今後、知りたかったけどこれまで測れなかった様々な指標が測定可能になるといった機能のアップグレードがどんどん進むと予想されます。

これからも最新情報を発信し続けますので、是非ご確認下さい!

 

 

香川県の最先端ジム BB Activationを訪問しました。

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香川県の 株式会社BB Activationの施設を訪問しました。

BB Activation代表の伊礼 健太朗さんは『脳と身体のトレーニングジム』をテーマに、

これから運動を学習していきたい幼児から大人まで幅広い対象者にトレーニング指導をされています。

最先端の脳科学・スポーツ科学に基づき、ダイエット指導からプロアスリートのトレーニング指導まで様々なニーズに合わせて幅広くサポートされています。

その指導に弊社のGymAwareMyotest、そして光電管のWITTYを活用されています。

 

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測れないものは...

測れないものは...】(2014/11/05)

 

「測れないものは、マネジメント(管理)できない」

これは、経営学者として有名なピーター・ドラッカーの言葉です。

現状や推移を知りたければ、何か「基準」や「ものさし」が必要だということです。

 

スポーツ・トレーニングの現場においてもこの事は大いに当てはまります。

「前より強く(速く)なった」「良くなってきている」などの主観のみでは、本当に良くなったかはわかりません。

そこでオランダの代表チームの元監督、名将セフ・フェルフォーセンは来日時の講演で次のように言いました。

「採れるデータは全て採る。その中で、必要なものだけ使えば良い。採っていなければ使うこともできない」

 例えば、選手のコンディションを測るための手段では選手に直接聞き取りをして、主観で判断するということがありますが、この情報だけでは判断材料としては不十分です。レギュラーの当落線上にいる選手やチームの中心選手は、たとえ体調が優れなくても使命感や責任感から「大丈夫だ」と言うでしょう。コンディションが最悪の時に「大丈夫」と言って試合に出ることで、その後のシーズンに支障が出てしまうことも考えられます。

このチームが大事な試合を迎えた時に、本当に必要な選手が揃って戦える状態を作るためには、不調の選手を休ませるために納得させる材料が必要です。

 普段からチームがコンディション管理に自律神経の活動をモニタリングしていると、前述のような事態を避けられる可能性が高くなります。

 長期的にデータを蓄積することで、「このトレーニングプログラムで進めた場合にはこの期間で疲労が蓄積する」などの情報を得ることができ、大事な試合までのコントロールに根拠を持つことができます。

 

 普段からチームがトレーニング中のパワーをモニタリングしていれば、発揮パワーからコンディションの波をつかむことができたり、トレーニング効果に基づいた適切な期分けの進行が可能です。

 長期的にパワーのデータを蓄積することで、トレーニング効果が表れるまでの期間と傾向であったり、競技成績(パフォーマンス)とパワーの推移の比較によるトレーニング目標の明確な設定などが可能となります。

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 データは、決して研究のためや、コーチの知見を深めるためだけのものではありません。

上手く活用することで、選手のモチベーションを向上させたり、指導に説得力を持たせたり、トレーニング効率を向上させたりと、チームの勝利に大いに役立てることができます。

現に、世界には徹底した管理によって毎年確実に成長し、トップの座に輝き続けるアスリート達がいます。そういった事例も今後どんどんご紹介していきます。御期待下さい。

 

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「測れないものは、マネジメント(管理)できない」

あなたのチームに必要なデータは何ですか?

 

計測機器一覧はこちら

子どもの運動能力測定(2014/08/31)

2020年にオリンピックが東京で開催されるにあたり、全国各地でスポーツイベントなどが盛んになってきました。

子どもを対象としたスポーツイベントのひとつで、一般社団法人スポーツ能力発見協会が主催する「スポーツパフォーマンス測定会」も全国各地で開催され、毎回大盛況となっています。

測定には弊社取扱の「OptojumpNext」「Myotest」「光電管WITTY」「BallisticBall」などが使用されます。走・跳・投の能力を測定機器を用いて細かく分析し、測定後は個人毎に「能力を活かせる競技リスト」と「測定結果の説明」などのフィードバックが手渡されます。

ずば抜けた能力を持つ子どもを発見するというよりは、ひとりでも多くの子どもにスポーツに興味をもってもらうことが目的のイベントです。

2014年7月に神奈川県相模原市、8月には山形市と札幌市で開催されました。

今後も岐阜や京都での開催が決定しており、さらに全国的に広まる予定です。

測定の様子や機器の使用風景をご覧になりたい方は、お近くで開催される際に是非会場へ足をお運びください!

 

▼Optojump NextとWITTYを用いた10mスプリント測定

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▼光電管WITTYを用いた10m切り返し走測定

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選手が求める0.1秒

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先日、ワイヤレス光電管「WITTY」を導入している某大学陸上部の選手達と話す機会がありました。

そのチームでは2日に1回程のペースで練習の中に光電管WITTYを使用してタイム計測を実施しているそうです。そして光電管の管理から準備・使用に至るまで、選手が行なっています。

選手の口からは「正確なタイムの重要性」に関する言葉が繰り返し出てきました。

 

「使えば使うほど、自分の感覚と合うようになった。調子が悪いと思うときは(良いタイムが)出ない。」

「ストップウォッチの数字では信頼できない。光電管での数値でないと違和感がある。」

などなど

 

陸上競技はタイムそのものが競技成績になるので、当然と言えば当然の意見でしょう。

タイムを0.1秒短縮するために日々の過酷な練習に取り組んでいるのですから。

 

WITTYの使い勝手を尋ねたところ、「日本語表示なので学生でも簡単に使える」「光電管の電源を消し忘れる心配がない」「チャンネルの変更も簡単に行なえる」など、利便性に関して非常に満足しているとの回答を頂きました。

 

デジタルに慣れている世代の選手達は本当にすぐ使いこなします。数値データに対する抵抗も無く、

必要なデータであればしっかりと利用して競技力の向上に活用するというスタンスです。

 

指導者にも「データの意味の理解や正確にデータを取る技術」が求められる時代だと言えます。

逆に言えば、正確なデータを示すことができてそれを選手が納得するように説明できれば、指導が効率的になって説得力が増し、選手からの信頼も厚くなることでしょう。

 

今回大学生選手の生の意見を聞かせて頂き、WITTYの新たな可能性を感じました。

 

 

ヤードスティック活用法 2014/03/18

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厳しい冬が過ぎ、スポーツには良い季節がもうすぐそこまで来ていますね。

 

春は多くのチームやクラブで測定を行なう季節です。

冬の練習でどれだけ能力が伸びたかを知るため。

学校スポーツであれば新入生が入り、現状を把握するため。などなど。

 

今日はその中でも「ジャンプ測定」に関する内容で書きたいと思います。

 

垂直跳びの計測スケールとして、世界中でスタンダードになりつつある様式の

ヤードスティック」ですが、垂直跳びのみの測定に留まっているチームも多いようです。

しかし、それではもったいないですね。

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ヤードスティックの特徴はなんと言っても「自立式」である点。

つまり、壁際でボードにタッチする方法とは全く異なるということです。

助走をつけたジャンプや片足でのジャンプなど、自由な測定が可能なのです。

ステップの方向を変えて計測すれば、自分はどの方向のステップ後のジャンプが苦手かわかりますし、脚の左右差もわかります。

 

そしてもうひとつの特徴は、到達地点高と跳躍高が同時にわかるという点です。

一般的には、測定前に手を伸ばした状態で羽根をはたき、その高さを指高とします。

その後ジャンプで到達した羽根の高さから指高を引いた高さがジャンプ高です。

地上高は調整部下に書かれている「バーの穴の位置と高さの関係」を参考にして下さい。

いくらジャンプ高が高くても、実際に高い位置まで手が届かなければ意味が無いという場面は、スポーツでは多くあります。到達点の地上高も大事な情報です。

 

また、ジャンプ高はパワー測定の代用として用いられることも多く、日々モニタリングすればコンディションも把握することができます。

 

垂直跳びのジャンプ高以外にも簡単に得られるデータはたくさんあります。

是非選手のパフォーマンス向上に役立てて下さい!

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OPTOGAIT〜NBAプレーヤーの使用例〜2014/02/14

THE WALL STREET JOURNAL

 

NBAの人気急上昇中の若手選手ダミアン・リラード、彼のトレーニングは全てデータに基づいている。

 

自分はNBAの期待の新人なんだとダミアン自身が自覚した時、さらなる進歩のためには小さくても確実な一歩一歩の努力が必要だということを確信した。

 

ダミアン・リラード:PG【トレイルブレーザーズ

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リラード選手がピンポイントに自分自身の長所や弱点に気づくことができるのは正確なデータを得ることができるトレーニングテクノロジーのおかげだ。

リラード選手は、年間82試合に出場し最初のシーズン終えた後、2012-2013年のNBA新人賞を獲得したがレギュラーシーズンの終盤にはすでに次の新しいトレーニングスケジュールについてトレーナーと計画していた。

 

『トレーナーは僕に休息が必要だってことをわからせようとしてたんだ。』とリラード選手は言う。

23歳、身長6フィート3インチ(約187cm)、195ポンド(88.45kg)の彼は、1ヶ月半のオフシーズンを過ごし彼にとって2度目となるNBAシーズンに向けて昨年6月に新たな準備を開始した。

 

今シーズンからトレイルブレーザーズはOpto Gait(OptoJumpNextの姉妹品)という最先端バイオメカニクスシステムを導入した。これにより選手のパワー、バランス、スピード、加速度、左右差などのデータを1000分の1秒の精度で測定し分析することが可能となった。

 

『OptoGaitを使えば、右足の方が0.5cm高く跳ぶことができているといった小さな差も見逃さずに把握することができる』とリラード選手は言う。

 

トレイルブレイザーズの選手の健康管理とパフォーマンスディレクターを兼任するクリストファー・スタックポール氏は、

『このシステムはケガのリハビリでも安全に使えてとても役立っている』とコメントしてる。

 

2013-2014年シーズン当初に、リラード選手は左足の踵部のケガに悩まされていた。

練習の間、彼はOptogaitの2本のLEDセンサーバーの間で、右脚5回、そして左脚でも5回のジャンプを行っていた。

 

『右脚で行ったジャンプの方がよりパワフルに感じることができた。』

『OptoGaitはトレーニング中に両脚でどれくらいのパワーを発揮し、どの位置でジャンプしていたか等の情報を提供してくれる。』とリラード選手はOptogaitのトレーニングについてコメントしている。

 

▼トレーニングについて

シーズン中は試合前にウォーミングアップのためにカーディオバイクまたはトレッドミルで10分間の有酸素運動や軽い負荷で15分間のウエイトトレーニングを行っている。そのあと、彼はコートで25分間のシューティング練習を実施する。

 

リラード選手のコメント

『試合前は身体をウォームアップさせて、シュートリズムの感覚を確かめる必要がある。』

 

夏の間、リラード選手は有酸素能力を維持するために自転車エクササイズやトレッドミル上でのランニングを実施する。彼はまた1週間ごとにホットヨガのクラスも受けている。

 

そして週に1~2回、ブレイザーズのコーチと共ににブートキャンプのクラスにも参加している。

 

リラード選手のコメント

『ただ単に走るだけの退屈なトレーニングじゃなければ何でもチャレンジすることが好きなんだ。』

 

8月に入りプレシーズンが開幕するとリラード選手は週に4日間は2時間の長時間トレーニングを実施した。スクワットやボックスジャンプ、レジスタンスバンドを巻いてのウォーキング等の下半身のエクササイズを中心に取り組んだ。彼はよく自体重、ケトルベル、またはダンベルを用いたランジを実施している。

『ランジは1番苦手だよ。』と彼は言う。

 

そして体幹部のエクササイズは横隔膜や下腹部をトレーニングするために呼吸法を取り入れたものも実施している。

 

▼減量(食事)について

チーズバーガーは彼のクリプトナイト(スーパーマンの故郷)だ。

『僕は膨大なカロリーを消費するから食べたいものは何でも食べる。害はないだろうと自分自身に言い聞かせているよ。』

 

ランチはよくチポトレで味付けされたグリルチキンのバリトーをボウルサイズの量で、ライス、サワークリーム、そしてグアカモーレとチェダーチーズを食べるそうだ。

ディナーはBenihana(鉄板焼きステーキレストラン)に行くことがお気に入りである。

 

リラード選手のコメント

『昨年の夏のトレーニングをしていなかった時期は4.5キロも太ってしまったよ。1ヶ月半の練習で体重は元通りになったけどね。』

 

チームが選手にスナックや食事を出した際に彼は自身で健康管理に良いと思ったものを食べる。

 

『赤身中心のタンパク質、フルーツ、穀物といった具合にエネルギーを与えてくれるものばかりで食事はすべて気に入っている。』

 

朝食はパンケーキか卵にベーコンかソーセージのどちらかにポテトかグリットが付くことが多く、たまに健康的な食事を心がけて卵の白身だけを注文することもある。

 

▼ウェアについて

『僕はアディダスと契約しているからウェアは全てアディダスで揃えるんだ』

 

▼ミュージックプレイリストについて

『僕はトレーニング中に音楽を聴くのは無理だって諦めているんだ。だってすぐヘッドフォンが落ちるからだよ。』

 

ジェン・マーフィー著(ウォールストリートジャーナル・ライター)

0.01秒、1cmを大切に 2014/02/10

ソチオリンピックが開幕し、アスリートの真剣勝負が毎日繰り広げられています。

トップアスリートに限らず、スポーツは紙一重の差で勝敗が分かれることが多くあります。

0.01秒、1cmの差がメダル獲得に関わることもあります。

日々厳しい練習を積み重ねるアスリート達だからこそ、練習からほんの一瞬、ほんのわずかな距離を追い求めることが必要なのではないでしょうか。

ストップウォッチでは測れない、目で見ただけではわからない、正確な情報を知るために、テクノロジーが存在します。

 

「測れないものは、絶対にコントロールできない」

 

0.01秒を、1cmを求めるアスリートのために、日々のモニタリングは不可欠なものです。

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ソチオリンピック金メダリストの測定関連の記事はこちら

OptojumpNext 〜テニスプレーヤーの使用例 2013/12/25

本日はOPTO JUMP NEXTの使用イメージをご紹介します。

スプリント能力の分析で有名なOPTO JUMPですが、実際には使用方法は多種多様です。

今回はテニスのイタリア代表の選手が実際にトレーニングシーンに使用している例を紹介します。

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サラ・エラニとロベルタ・ビンチのコンビは、テニスの全豪オープン(2013)、全仏オープン、全米オープン(2012)、フェドカップ(2013)のチャンピオンです。

彼女らは日々のトレーニングでOPTO JUMP NEXTを使用しています。

 

使用の詳細は以下のURLをご覧ください。

http://www.flickr.com/photos/104225988@N03/sets/72157638765915074/

 

★サラ・エラニ:シングルス世界ランキング7位、

★ロベルタ・ビンチ:シングルス世界ランキング11位

ダブルス:世界ランキング1位(2013年12月現在)

 

普段の練習と同じ環境で取得できるデータこそが「使えるデータ」に他なりません。

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 本年は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。スタッフ一同心より御礼申し上げます。

 来年も、より一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

GymAware使用例 世界トップレベルのコーチング 2013/10/16

今回は、あるSCコーチのご紹介です。

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ニコラス・ジル(Nicholas Gill)
ニュージーランド・オール・ブラックス
ヘッドストレングス&コンディショニングコーチ

ニコラス・ジル氏は14年間にわたり、プロのストレングス&コンディショニングコーチとして仕事をしてきました。(内6年間はニュージーランドのオールブラックス)
彼がこれまでに指導したアスリートの中にはダニエル・カーターやリッチー・マコウといったオールブラックスの選手や、ハミシュ・ボンド、エリックマリーの様なボート競技のオリンピック金メダリストといった最高レベルの選手がいます。
ニコラスがその間に成し遂げたことは信じがたいかも知れませんが、8名の博士号取得者を指導し、査読のある学術雑誌に55本の論文を発表しました。そして現在、彼はオークランド工科大学の主任研究員を務めています。

『パフォーマンスを追跡することによってトレーニングを活性化し、それによって新たな競争を生み出すために、私は常にGymAwareから得られる客観的なデータを使っているんだ。』

ニコラスはGymAwareの販売が開始された2000年以来の、最も早く導入したコーチの1人でもあります。「GymAwareに出会う以前は、トレーニングルーム内で大勢のアスリートに対して『客観的な』フィードバックを行うことは、S&Cコーチにとって極めて困難なことだった」とニコラスは言います。ニコラスがGymAwareを使う理由は、ウェイトルーム内にアスリート同士が互いに競い合う環境を作り出し、リアルタイムフィードバックと長期にわたるパフォーマンスの追跡が可能となるからに他なりません。

『客観的なフィートバックなしには、コーチが重要だと考えていることと選手が重要だと感じていることが漠然としたものでしかなく、全てのトレーニング動作はその漠然とした重要性に基づくしかないんだ。』

GymAwareはこうしたトレーニング動作にいくつかの客観的な情報を付与することができるため、重要なことが漠然としたものではなく、鮮明な全体像としてだれの目にも明らかとなるのです。
つまり、GymAwareによってトレーニングプログラムから推測を取り除く事が出来るようになります。ニコラスがGymAwareを愛用するのは、その信頼性にあります。

『GymAwareは簡単に使えて、しかも信頼性があって効果を上げることができるんだ。』

ニコラスはいま、ボート競技、ラグビー、テコンドー、そして自転車競技の選手に対してGymAwareを使ったトレーニング指導をしています。

GymAwareはアスリートのために作られた、「トレーナーやコーチの知識や経験」とフィードバック画面に表示される「客観的な映像と各種のデータ」そして「選手の感覚」を融合させる最新のリニアポジショントランスデューサーです。

サッカーに必要なスプリントとは

スタッフブログ 2013/08/27

Jens Bangsbo著『Fitness Test in Football』よりサッカーにおけるスピードトレーニングとテストの事例をご紹介致します。

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  • サッカーに必要な「スプリントを繰り返す能力」

サッカー(エリート選手)においてトップクラスの選手と中級レベルの違いは、試合中のスプリントの持続時間や距離の長さではなく「スプリントの回数」です。トップクラスの選手のほうが明らかに多くのスプリントを行っています(詳しいデータに関しては書籍をご覧下さい)。

 

サッカーの試合中のスプリント距離は、1本あたりほとんどが20m以下です。したがって、ほとんどのスプリントは加速できる時間が短く、最大スピードに到達することはありません。※最大スピードまでの到達には50〜60m必要と言われています。

 

瞬発的なスプリントを何度も繰り返すための能力は、1回のスプリントの後に素早く身体を回復させられる能力と関係しています(間欠性回復力)。スペインのプロチームを対象とした研究では「試合開始から終盤にかけてのスプリント回数の減少」と「30m反復スプリントテストにおける疲労指数」に有意な相関関係がみられました。

 

▼試合・練習中のスプリント回数やスピードのデータを収集するGPS計測システム

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  • 直線のみではないサッカーのスプリント

サッカーの試合中のスプリントのほとんどは、曲線もしくは鋭い角度でのターンを伴って行われます。例えばフォワードの選手は、鋭い方向変換によって相手ディフェンダーを振り切る必要があります。また、ディフェンダーも相手やボールの動きに対して方向転換を伴いながら速く走ることを余儀なくされます。

 

したがってサッカーにおいてはスプリント能力における「短い距離を繰り返し走る」側面と「方向転換をしながら走る」側面をトレーニングすることが重要となります。

 

  • 曲線を用いた反復スプリントテスト「Curved Sprint Test

では、「実際の試合中に何回もスプリントを繰り返す能力」と関係の深い「方向転換を伴う反復スプリントテスト」について紹介しましょう。

 

方向転換を行いながらスプリントを繰り返す能力はCurved Sprint Testによって評価することが可能です。

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テストの目的:方向転換を伴うスプリントのスピード(タイム)と持続能力を評価します。

方法:選手は積極的リカバリーのための25秒間を挟んで7回の全力スプリントを実行します。

(添付資料をご参照下さい。)

テストの評価はベストタイム、ワーストタイム、7回のスプリントタイムの平均値及び疲労指数で行います。(詳しくは本書を参照下さい。)

このテストは測定のみでなく、トレーニングとしても行われています。

 

最後に、大学サッカー部のトレーニングでCurved Sprint Testを実施した例を紹介します。

10m、20m、30mの各ポイントに光電管(ワイヤレスタイム計測器:WITTY)を設置し、リカバリーシャトル機能(セット間25秒休憩×7セット)を用いて、各区間及びコース全体のタイム計測を行いました。

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セット毎にタイムが落ちていく選手や後半区間のみ顕著にタイムが落ちる選手、7本目までほぼ変わらず同じタイムを維持する選手、ポジションやレベルによるタイムの違い等、チーム内で様々な特性や傾向を発見することができ、個人の強化すべき点が明らかになったことで目標を持ってその後のトレーニングに取り組むことが可能となりました。

 

選手個々のサッカーに必要な能力を効率的に強化するために、是非一度お試し下さい。

 


追記:Curved Sprint Testの結果の一例をご紹介します。

 

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約30mの曲線スプリントを7本、毎本間25秒の休憩を挟んで行いました。

最高記録はK選手の方が速いですが、7本の平均ではT選手の方が速いことがわかります。

休息時間や本数、距離などを変えて行うと、さらに違った傾向が見られるかも知れません。

 


追記

▼サッカーの競技シーンを想定してタイムを計測しながらのシュート練習

▼競技に必要な間欠性回復力の計測(YOYOテスト)

▼スプリントの計測に反応や方向転換の要素を加えたトレーニング 他

 

▼関連ページ

スタッフブログ

トレーニングコラム

◆関連記事:スポーツパフォーマンス向上のための爆発的筋力発揮のトレーニングとは?

◆関連機器:光電管WITTYGPSトラッキングシステム「FieldWiz」


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コンディション調整の科学的手法 2013/08/05

こんにちは。本日は「コンディション調整」についてです。

暑い日が続き、スポーツ現場では普段にも増して体調・コンディションの管理に気を遣う季節になってきました。

しかしながらコンディションの調整は一年を通してスポーツにおいて最も重要で、かつコントロールが困難な事のひとつと言えます。

その日のトレーニングを追い込むか、抑えるかという選択に、頭を抱えるトレーニングコーチも多いのではないでしょうか?

 

一方ではオーバートレーニングを予防しつつ、他方ではしっかりと負荷をかける最適なタイミングを逃さないための科学的手法として、心拍変動分析(HRV)によって自律神経活動の状態(交感神経系と副交感神経系の機能)をモニターするという方法が注目されています。

この方法は、有酸素性のエネルギー供給が主要な持久力競技のトレーニングのみならず、筋力やパワーが重要となる競技のためのレジスタンストレーニングからのリカバリー状態を把握するためにも有効な手段であると言われています。


起床直後の5分間の安静時HRV計測で、このコンディションを把握することが可能なホサンドHRVシステムで使われているMINIcardioによって、通常の大掛かりな双極誘導心電図によるR-R間隔の計測と全く遜色のない正確なデータが取得できているという論文がこのほど、"Journal of Sports Medicine and Physical Fitness"誌に掲載されました。

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これによってさらに自信を持ってホサンドHRVシステムをお勧めすることができます。

 

・シーズン中、運動量の異なるレギュラー選手と控え選手のトレーニング量の調整に

・合宿中のベテラン選手と若手選手の回復具合のチェックに

・不調をなかなか訴えない選手の管理に

・トレーニングコーチのプログラミングに説得力を持たせるために

・計画的オーバーリーチングなどの怪我と紙一重の戦略的なプログラミングの指標に

 

ホサンド「HRV」システムで高いレベルでのコンディション管理を取り入れてみませんか?

選手に最高のトレーニングを提供するための手段がここにあります。

日常生活とパワー 2013/05/29

今回はスポーツ現場以外での機器の使用例をご紹介します。

 

先日名古屋国際会議場で行われた、第48回理学療法学術大会の市民公開講座にて、高齢者の立ち上がりパワー測定にリニアポジショントランスデューサー(以下LPT)「フィットロダインLED」が使用されました。

LPT方式のパワー測定機は、体またはバーベルに取り付けたワイヤーが引き伸ばされた距離を、それに要した時間で割りスピードを求めます。

そしてあらかじめ入力した体重や負荷重量から発揮筋力を求め、スピードと掛け合わせてパワー値を算出します。トレーニングやリハビリテーション中の発揮パワーをリアルタイムでフィードバックすることができ、データを蓄積することでトレーニング効果の確認やコンディションのチェックが可能です。

スポーツのみならず日常の動きにおいても、力を発揮する時、時間をかけてゆっくりと力を加え最大筋力を発揮する場面はほとんどありません。むしろ最大下の力をいかに高速で発揮できるか、つまりパワーの大小が影響する場合のほうがずっと多いのです。

例えばバランスを崩して転倒しそうになったときにパッと足を出して踏ん張るという場面などです。

パワーを測定し、鍛えることで日常生活の質を高めることができるのです。

 

※今回使用したフィットロダイン以外のLPT方式の機器に、映像との同期やグラフ表示などが可能な最新機種「GymAware」があり、多くのトレーニング現場で使用されています。

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Optojump Nextが1mあれば 2013/05/16

皆さんこんにちは。S&Cの長谷川昭彦です。

ブログ第2回目は、意外と知られていないOptojump Nextのシングル(1m)で測定できる項目についてご紹介します。

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Optojump Nextは地上3mmの高さに1cm間隔で高感度光学センサーを内蔵した測定器です。

大学や研究機関をはじめ、接骨院やトレーニング施設にも導入されています。

以前のもの(3cm間隔)と比べて、セッティングがしやすくなった点やソフトウェアがスマートになった点など、多くのユーザー様にご好評を頂いております。


Optojump Nextといえば、スプリント測定で用いられることが多く、数m〜数10mを連結させて使用することが多いのですが、実は1mだけでも実に様々な測定をすることができます。

 

▼トレッドミル・ランニングテスト

 

トレッドミルに設置すれば、トレッドミル上でのランニングを測定することができます。

接地時間・ストライド・ピッチなどのデータと、それぞれの左右差を知ることができます。

画面上で左右差を大きく表示することで、修正しながら測定を行うことができ、まさに「測定=トレーニング」を実現できます。

▼ドロップジャンプ

台上からのドロップジャンプによって下肢の反応筋力を測定することができます。

ドロップジャンプの最適負荷を調べることで、より効果的なトレーニングを行うことが可能です。

 

▼ドリフト・プロトコル(動的安定性-片足ジャンプテスト)

Optojump Nextに搭載されている数あるテストの中でも特に重要なテストです。

左右それぞれの片足リバウンドジャンプ5回を体の向きを変えて行います。

これによってどちらの脚が前後左右のどの方向にブレる傾向にあるかという「動的安定性」を知ることができます。もちろん筋力差や接地時間の差なども見ることができます。

※2Dシステムを使用すれば左右1セットずつの測定で完了します。

 

▼タッピングテスト(その場足踏みテスト)

両足を交互に素早く動かし細かくステップします。左右の足の素早い切り替えの能力は、

神経系機能の評価として用いられ、リハビリテーションに取り入れられることもあります。

※2Dシステムを使用すれば開眼/閉眼での基準位置からのズレを見ることができます。

 

▼連続ジャンプ持久力テスト

時間を指定してその間連続でのジャンプを行うテストです。(例. 15秒ジャンプ・60秒ジャンプ)

ジャンプを続けることで「高さ」が低くなるのか、「接地時間」が長くなるのかなどを見ることで、ピンポイントな弱点の発見ができます。

 

▼スキージャンプテスト

左右に大きく片足交互ジャンプを繰り返し、切り返しの能力を見るテストです。

リハビリやトレーニングとしても多く用いられています。

バーは最大6mまで離すことができ、広い測定スペースで動きの制限が少ない状態で測定できます。

 

▼視覚/聴覚反応テスト

画面上の図の色が変化した瞬間、または音が鳴った瞬間にジャンプします。

反応時間だけでなく跳躍高も同時に測れるため、より競技に必要な能力の評価ができます。

視覚反応と聴覚反応を組み合わせた測定を作成することも可能です。

 

今回ご紹介したテストはほんの一部です。

 

わずか1mのスペースで、そしてわずかな時間で、数多くの測定ができる。

そのテストはどれもスポーツパフォーマンスに直結するものばかりです。

これが、Optojump Nextが選ばれている理由です。

 

 

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関連機器: OptojumpNext

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